2025年10月30日
本日、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)シンポジウムがロンドンで開催され、ISSB基準の導入に焦点を当てるために、45を超える法域から代表者が集まった。
基調講演において、ISSB議長のエマニュエル・ファベール氏は、法域別ワーキング・グループ(Jurisdictional Working Group)の大幅な(significant)拡大を発表した。このイニシアティブにより、ISSB基準がグローバル・パスポートとしてどのように機能し、世界中の資本市場に便益をもたらし、新たなクロスボーダーな課題に対処できるかについて、規制当局間での多国間の協議が促進される。
法域がサステナビリティ関連の開示要求を導入する中で、潜在的な断片化に対処する必要がある。ISSBが公表したISSB基準に従って作成される報告書を、必要に応じて法域固有の状況を考慮しながら法域が受け入れる、パスポート規定(passporting provisions)を導入することは、作成者のコストを低減し、資本市場及び作成者に対して効率性及び比較可能な情報を提供するためのシステムについての摩擦を低減することに役立つ。
新たな採用法域ワーキング・グループ(Jurisdictional Adopters Working Group)の拡大は、ISSB基準の使用を計画している法域数(現在、約40)の増加及び利害関係者がグローバル・パスポートの取決めを議論するためのメカニズムの必要性に対応するものである。
シンポジウムで発表された新しい「ISSB基準の採用又は他の使用に関する法域の根拠ガイド」及び付属ツールは、法域を動機付け、この流れを牽引する目的について、探究している。
このガイドは、投資家の資本配分の意思決定のための情報提供をすることにより資本市場を強化する、作成者の費用対効果及び効率性を改善させるなどの、ISSB基準を導入した際の法域の経験及び理由を反映している。
エマニュエル・ファベールISSB議長は、次のように述べている。
「ISSB基準は、世界の資本市場の約40%をカバーするグローバル・ベースラインとして確固としたものになりつつある。我々は、ISSB基準が提供する便益を最大化することを約束している。
採用法域ワーキング・グループ(Jurisdictional Adopters Working Group)の拡大及び新しいガイドは、ISSB基準をグローバル・パスポートとして効果的に使用することを支援するためのフォーラム、ツール及びリソースに対する法域のニーズに応えるものである。」
以上